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ニューヨークという街
肌の色、髪質、ファッション、言語……ここには多数派も少数派もなく、様々な文化が混じり合う。
高層ビルがあり、自然があり、喧噪があり、静寂がある。
自分が自分でいることを許される場所。自分とは何かを問いただされる場所。
それがニューヨークなのかもしれない。
まだ肌寒い街を小走りに、地下鉄に飛び乗る。
今日はある人と会う約束をしていた。
ダンサーの楢木和也さんだ。
決してまわりに流されない楢木和也という男
https://twitter.com/kazuyanaraki
楢木和也さんは、日本でダンサー、俳優として活躍している人だ。
ストリートダンスやジャズダンスをしている人は、「梅棒」というチーム名を聞けばわかる人も多いかもしれない。
個人でミュージカルや舞台にも数多く出演し、5月にはニッキー、6・7月にはエリザベートの公演も決まっている。
今回ちょうど同じタイミングでニューヨークに滞在していたので、お会いしてきた。
実は……大学生時代のゼミの1つ上の先輩である。
早稲田大学の商学部で、「国際企業戦略研究ゼミ」というゼミだ。
主に企業の多角化戦略について研究する、結構真面目で固いところ。
多くのゼミ生は大企業に就職する。
ぼくは、うらやましかった
言うなれば楢木さんはそこで、浮いていた。
ゼミにいるときから、大学卒業後はダンサーになることを公言していた。
どうやらゼミの面接時から言っていたらしい。
そんな楢木さんを見て、正直当時のぼくは
「せっかく早稲田に入ったのに、もったいないなあ」
なんて思っていた。
その感情には少なからず羨望、うらやましいという気持ちがあった。
そのときのボクは何も行動せず、ただ周りを否定したり、うらやんだりする人間だった。
再会して話したのは、お互いの今、これから、生き方
ぼくは卒業後は就職し、がむしゃらに働いた。
「なんのために生きてるんだっけ?やりたいことやったらいいじゃん」と振り切れ、
会社を辞め、子どもたちにダンスを教えながら世界一周する旅に出た。
今はアメリカのダンスツアーでニューヨークに来ている。
そんな今までのいきさつや、旅のことを楢木さんに話した。
楢木さんは、今稽古中の公演について、そしてニューヨークでしていることについて話してくれた。
お互いのこれからについて話しているときに、こんなことを言っていた。
「やりたいことが、義務にならないようにしたいよね」
やりたいことを、やらなきゃいけないことにしない
ぼくも楢木さんさんもやりたいことをやる人生を選択している。
でもふとすると、やりたかったはずのことが、やらなきゃいけないことになっていたりする。
お金のため、今後のため、そんな理由にすり替わってしまいやすい。
そんなときは、ぼくは自分の心の内側に聞いてみることにしている。
「ぼくが送りたいのはどんな人生なんだっけ。何にワクワクするんだっけ」
楢木さんの話から、そんなことを思い出した。
最後に
ニューヨークで会った後に、お礼のメッセージと写真をLINEで送るとこんな返信が来た。
「お互い頑張ろうな!そして楽しく生きよ!」
楢木さんだからこそ言える言葉だった。
かっこいい先輩だ。
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