会社を退職し、夢だった世界一周に出て1年が経ちました。
ということでこれまでの旅の振り返りをしようと思います。
頭の中ごちゃごちゃしていたので、
友人に質問してもらって、それに答える形式にしました!
ぼくのことを知らない人にもわかる内容になったかなと思います。(長いけど……)
では、どうぞ!
Q.旅に出られたのはいつでしたっけ?
2014年の4月からです。旅に出てちょうど1年が経ちました。
最初に2か月間フィリピンで語学留学をし、そこから東南アジア、インド、アフリカと旅をしてきました。
(夏の間は、兄の結婚式で一時帰国していましたが。)
Q.今までは、どんなところを回られたんですか?
フィリピン、インドネシア、シンガポール、ベトナム、ラオス、タイ、インド、ジンバブエ、マラウイ、タンザニアの10か国です。
各国の小学校や中学校、孤児院などを中心に回ってきました。子どもたちにダンスを教えながら旅をしているんです。
世界一周が昔からの夢だったんですが、どうせなら好きなことをしながら回りたいなと思い、子どもたちにダンスを教えながらまわっています。
Q.一番印象的だったところはどこですか?またその理由は?
アフリカのマラウイですね。旅をしてて一番きつい国でした。笑
水や電気はなく、もちろんWi-Fiなんかあるわけもなく、ローカルバスで国中の学校を訪問しました。水や電気がないのはまだ大丈夫ですが、お腹が弱く、頻尿でトイレが異常なほど近いぼくには連日のバス移動が超つらかったです。それでよく世界一周しようと思ったなっていろんな人に言われますが……笑
バスがぎゅうぎゅう詰めになるまで1時間でも2時間でも待たされるし、そこから10時間くらいひたすらトイレを我慢しながら移動して……あの旅はもうしたくありません笑 きっとまたどこかの国でしないといけないんでしょうけど。
食あたりになって、お腹ざーざーな中バス移動したときはもう最悪でした。マラウイでは、青年海外協力隊の人たちが学校につないでくれていたので、スケジュールを変えることもできず……。
ただ、その反面毎日心が震えるほど感動しました。
協力隊のかたたちは、家に泊めてくれたり、ご飯を作ってくれたり、次の隊員さんのところにつないでくれたり、「どうしてこんなに?」と思うくらいよくしてくれました。感謝してもしきれません。毎日本当に楽しかったです。
学校でも現地の先生たちが温かく迎え入れてくれ、子どもたちにダンスを教えることもとても協力してくれて、ぼくは毎日感動して、毎日泣きそうになりました。協力隊の人たちや、学校の先生の協力なしには、子どもたちにダンスを教えることはできませんでした。マラウイだけで40人以上の協力隊の人たちに会いましたし、5000人以上の子どもたちとダンスをしました。今振り返っても、すごいことだったなと思います。
毎日のようにマラウイの広大な大地を見て、今までの人生で一番きれいな星空を見て、自分の中でのたくさんの絶景を見ました。素晴らしい人との触れ合いもたくさんありました。もうマラウイでの思い出を語り出したらいくらでも話したいことがあります。
マラウイ旅の動画もあるので、よかったらご覧ください。
Q.旅をしていて、自分が一番変わったな〜と思うことはなんですか?
なんだろう……お腹くだしすぎて、相当やせました笑。というのは冗談ですが笑。
世界がより身近に感じられるようになりました。世界中に人がいるんだっていうことを頭だけじゃなくて、体でわかるようになったし、どこの国もそんなに遠くないと思うようになりました。
例えばアフリカにも、それぞれの国や地域があって、笑ったり食べたりしてる人がいる。普通の生活がある。
「当たり前じゃん」と思うかもしれないけど、そんな当たり前のことを肌で実感できたことはとても大きなことだと思います。
本当はその気になれば日本からも1日、2日で来れるんです。そう思えるようになったことを考えても、海外に行ってみたいけどただ怖がっていた以前の自分とは変わりました。
Q.もともと世界一周をしようと思った理由やきっかけはなんだったんですか?
正直なところ自分でもうまく説明できないんですが、一言で言えば「後悔しない人生を送りたかったから」だと思います。せっかくこの世に生まれたんだから世界中を見てみたかったし、そして世界を変えるような大きなことができるようになりたかったんです。
ただぼくには勇気も行動力もなかった。大学生や社会人のときは、髙橋歩とか世界一周系の本を読んでは、「ああいいなあ、ぼくもいつかできたらいいなあ」って思っていました。
その状態から会社を辞めて一気に世界一周に飛び出したきっかけは今思えば2つあって、「仕事が超つらくなったから」と「周りの人にそそのかされて何でもできる気になったから」だと思います。笑
社会人最後の1年、理不尽な上司のもとになり、そんな上司からのストレスに耐えられませんでした。とにかくつらくて、その状況から逃げ出したくて仕方がありませんでした。そんな中、友だちに誘われたイベントで情熱的な人たちとたくさん出会い、背中を押してもらって大学生の時にやっていたダンス講師を再開し、子どもたちにダンスを教えるようになりました。そして、今までの仕事では感じられなかった震えるほどの幸せを感じました。
「自分は一体誰のために生きてるんだろう」「何のために生きてるんだろう」子どもたちにダンスを教えているときに感じるような心から震える幸せを大事にしたい……そう思い会社を辞めることにしました。(ただ、仕事がつらいからという理由で逃げるのは嫌だ!と思い年度末の3月までやってから辞めることにしました。)
背中を押してくれた人たちがとてもポジティブで行動的な人たちばっかりだったので、一生の夢だった世界一周も「今できるじゃん!」っていう気になりました。今考えてみたらあのときなんか妙な勢いに乗せられていたのかもしれません。どうせなら、自分が好きなことをしながら世界一周をしたい、そう思い子どもたちにダンスを教えながら世界一周をすることにしました。
Q.最初に世界一周をしようと思っていた頃と、実際1年やってみた今で、世界一周というものについて変わった印象はありますか?
「世界一周」ということ自体には、前ほどこだわりがなくなってきました。始める前は世界一周ってものすごいことだと思っていたし、世界一周という言葉自体にかっこよさを感じていたのですが、別に世界一周自体に意味はなくて、一周しようがしまいが世界を感じて知ることができれば何でもいいんじゃないか、と思うようになりました。
ぼくの場合は、自分をよく見せたくて「世界一周」という言葉を使っているのかもしれません。最近はこの感情との戦いがもっぱらの課題です(笑)旅を続ける中でもっと自分に素直になって、もっと自分をさらけ出していけたらいいなと思います。
Q.最後に、帰国後始めたいことややっていきたいことはありますか?
最後の質問が一番難しい!笑 「これをします!」ってズバッと言えたらいいんですけど、正直なところまだわかりません。
ダンススクールを作るかもしれないし、教育系のことをするかもしれないし、全然別のことをするかもしれません。
いずれにせよ、会社に依存せず、好きなことで生きてけたらいいなと思います。人との縁で大きく変わることではあると思うけど、旅後のことも考えつつ、模索しつつ旅を続けていきたいなと思います。
以上!
長文読んでくれて、ありがとうございました!
最後にこの1年間で訪れた国の写真を各国1枚ずつ貼っておきます。
フィリピン
インドネシア
シンガポール
日本
ベトナム
ラオス
タイ
インド
ジンバブエ
マラウイ
タンザニア
旅はまだまだ続きます!そしてぼちぼちブログ更新再開します!
ではまた!
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お疲れ様です。ファンです(♂)
もう一年ですか!という感想です。
語学留学の頃は旅行の延長に映っていましたが、最近の充実ぶりはステキですね!
痩せこけてますが、目の光、ダンスのキレはギラギラに増してますね。子ども達とのダンス最高です。これからも体調に気をつけて!
コメントありがとうございます!語学留学の頃より、むしろ今のほうがゆったりすごしてるんですけどね笑。
あの頃も今も人に恵まれて、いろんな人に助けられて旅ができています!
はい、体調に気をつけて旅を続けます!