アフリカのタンザニアで食中毒。40度超えの熱に襲われる。

タンザニアのザンジバル島からこんにちは。中込です。

 

つい3日前のこと。

食中毒で死にかけました。でもなんとか助かりました。

 

40度超えの発熱、頭痛、腹痛、体中の痛み、下痢、吐き気、悪寒、

今までの人生でこんなに苦しいこと痛いことってあったっけ?

と思うくらい苦しいし痛かったです。

 

「痛い。痛い。うー苦しい。苦しい。気持ち悪い。痛い。頭痛い。うー。」

と言葉に出さないと正気を保てない状態でした。

 

シンガポールでインフルエンザになったときの比じゃありませんでした。

 

 

病院に連れて行ってもらって(歩けない)、マラリア、デング熱の検査をしましたが陰性。

じゃあ「食中毒じゃない?」という感じでした。

(医者のやる気の無さはんぱなかった……。でも他の病院よりかなりいいらしい。)

 

 

そして尻に超強力な注射を打たれ(足まで痺れて感覚がなくなる)、

腕に点滴を打たれ(ぐりぐりやられて痛い)この状態。

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超強力な薬の効果で、その日のうちに熱が36度台まで下がり、動けるように。

今もまだ頭痛、腹痛、体のだるさはありますが、でも3日前と比べたら大分良くなりました。

 

 

タクさんという青年海外協力隊のかたのお家に泊めていただいているんですが、

タクさんに助けてもらわなかったら、今頃どうなっていたか……。

一人でホテルに泊まっていたら……病院に行けた気がしないし、助けを呼べた気がしません。

現地のNGOで働いているさとこさんや、病院を紹介してくれたようへいさんや、

通訳してくれたタクシードライバー(難しいスワヒリ語から簡単なスワヒリ語への通訳)など

いろんな人に助けてもらいました。

 

 

★★★

夜一番苦しんでたときに頭に浮かんだのはこんなことでした。

 

1. まだ死にたくない

今まで数えきれないくらいたくさんの人に、「なんでそこまでしてくれるの?」と思うくらい親切にされて、優しくされたのに、まだその恩返しができてない!このまま死ぬのは嫌だ!

と思いました。まだ目の前の人、そして社会に全然恩返しできていないのに死にたくない。

ぼくにもできることがあるはず。

 

2. 日本に帰りたい

日本に帰って、おいしいご飯を食べたい、温泉に入りたい、家族や友だちに会いたい、安心して眠りたい、と思いました。

今までは、世界を旅した後は、どこか日本以外の国で働きたい、生きていきたいと思っていましたが、

それは強がってただけですね。やっぱ日本がいいです。

あー帰りたい!というのが正直なところ。

でも、アフリカ滞在もそろそろ4か月目に入り、よくない部分が目につくようになってきただけなのかもしれません。

あと、体力的に限界が来て弱気になっているだけなのかもしれません。

体調回復して新しい地域に行き、新しい刺激受けたら、もっと旅続けたいってなる気もします。

 

 

まだやりたいことがあるので帰りません。

まあでも、なるべく無理せず自然体でいこうと思います。

とにかく死ななくてよかった。

 

 

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世界一周を始めて1年が経ちました。


ごめ(中込孝規)
「世界とつながるダンス教室」代表。 世界一周をしながら、1万人以上の子どもたちにダンスを教えた。現在は、講演やダンスワークショップ、日本と海外の子どもたちを中継でつないだダンス交流会など、様々な活動をしている。

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